
| 馬といっても色々な使役用途に分かれます。 ざっと分けると競走馬・乗用馬・競技馬・観光用馬・馬車競技馬・使役の馬車馬などなど。 皆様が一番身近に感じる競走馬、この種類はサラブレッドやアングロアラブが競走馬の役を 果たします。 ちなみにアラブというとずんぐりと太いなんていうイメージをされている方が多い ようですが、素人目ではサラブレッドとは見分けがつきません。 なぜならば 競走馬の場合のアラブはサラブレッドの血量がほとんどを占めているからです。 サラブレッドは人間が作り上げた最高の芸術品、一方アラブは神が創り上げた芸術品と言われて います。 純血のアラブは大変美しく近寄りがたい気品があります。 競走馬は驚くほど高価な生き物なので、生産者やオーナーは細心の注意を払い育成と 管理をしていきます。 なにせ・・・種付け料だけで数十億円という馬もいるのです。 北海道などで「牧場見学」をする場合は 細心の注意を払って見学してください。 馬はビニール袋がヒラヒラ〜っと飛んできただけで、驚いて大怪我をすることがあります。 又お子さんが大きな声を発するだけで、驚きます。 万が一馬が怪我をすると その責任を とらなくてはいけませんから 一生かかっても返済できないような金額になってしまいます。 高価な競走馬ですが、高価ゆえ少々具合が悪いと 薬漬けにしているのが現状かと思います。 馬の堆肥を使う場合、私は競走馬の堆肥は使いません。 馬房の中が薬臭いからです。 私達家族が繋養している馬は 馬場馬術を演技する馬(スケートでいえば規定競技のようなもの) を手塩にかけています。 管理面では健康で長生きができるように、農薬排除に努めています。 蚊が媒体する脳炎などを避けるために 夏は香取線香が必需品。 馬房内は防疫のため愛犬でさえも出入りを遠慮をしてもらっています。 競走馬と異なる点は競技馬はお金を稼がないこと(笑) (ひたすら馬の為に一生を捧げているのかも・・・) そして調教をするのに大変長い期間を要する点です。 馬の調教は 犬に芸や作業を教えるのとは質が全く異なります。 馬体の柔軟運動を基礎運動として 人と馬の約束事を築き上げるのが馬の調教です。 オリンピックに出場してくる馬が10歳前後なのは、毎日やってもそれだけ長い期間を必要と する訳です。 当然調教期間が長い訳ですから、コスト面にもはね返り オリンピッククラスの馬で1〜3億円 ヨーロッパ選手権クラスでは5千万円以上するかと思います。 競走馬を引退した馬は購入しなくても貰えることがありますが、年間の経費は人の子供を育てる よりかかるものです。 面白いことに、ドイツ人の馬好きの話を聞いても、スペイン人の馬好きファミリーでも言うことは 一緒。「僕たちは馬のために働いてんだ・・・」と。 少々珍しい 古典馬術(宮廷馬術)の写真が手元にあるので ご鑑賞ください。 ウィーン乗馬学校 この馬はリピッツァーナ種といって、広大な敷地で生産から調教まで全てをおこなっています。 写真の演技は伸長速歩(しんちょうはやあし)と言って 歩幅を最大限に伸ばした歩き方をさせて います。 多くの芸術家は このリピッツァーナをモデルにして絵やブロンズを制作しています。 伸長速歩はかなり振動があり 初心者ではその振動で馬の背から放り出されてしまいます。 5年、10年のキャリアをつむと 力むことなく まるで羽が生えたように 空中を飛んでいる乗り 心地となり まるで天国に居るような気分にさせてくれます。 |